手書きPOPデザイナーのみさきです!
オンライン講座をやり初めて数年経ちました。
今回は私の講座のPRではなく「zoomとGoogle Meetを使ったオンラン講座で「手元を2台目のカメラ(俯瞰カメラ)で映す方法」を紹介します。
やりたいのは以下のような映し方です。


2台目のカメラにはWEBカメラを使っています。
色々な方法を試しましたが、この方法に落ち着きました。
この記事は研修講師をしているデザイナーの備忘録的な内容です。zoomやGoogle Meetの使用頻度は少ない(月に数回、使用しない月もある)です。知らない機能やもっと簡単な方法があるかもしれませんのでご了承ください。
もくじ
手書きPOP講座をオンラインで受講するメリット
私の手書きPOP教室はオンラインでも受講できます。
講座のPRではないと前置きしましたが、なぜ「2台目のカメラで手元を映す」が必要なのか。それは私の手書きPOP講座の中で圧倒的に喜ばれるのが「POPの実演」だからです。
手書きPOPの講座なのでオンラインでは「実際にPOPを書くところが見られない」「満足度が低い」と心配する方もいると思います。
でも大丈夫!
オンラインの手書きPOP講座にはオンラインの良さがあります。
それは「プロの視点を体感できる」こと!
実際に手書きPOPを書くところを真上から映すので、対面では見ることの出来ない「プロの視点」で実演を見ることが出来ます。
真上から手元を映す(俯瞰撮影)のはけっこう大変なんです。
その裏側をお見せしつつ、私と同じように「2台目のカメラで手元を映したいんだけど情報が見つからない!」という方の参考になれば嬉しいです。
せっかく私のPOP教室を受講するために作ってくれた時間を無駄にしたら申し訳ないので、出来るだけスムーズに中断トラブルのないように、今はこの方法に落ち着いています。
【はじめに】この記事で解説しない方法(面倒くさい)
2台目のカメラを使って手元を映す方法はたくさんありますが、私が実際にやってみて「面倒くさいな」と思った方法は紹介しません。
以下、やらない方法です。
私が面倒くさいと感じる方法でも、環境によっては使いやすい、分かりやすい方法もあると思うので、ご自身に合った方法を見つけてくださいね。
【準備】2台目のカメラを映すために用意するもの(WEBカメラとスタンド)
- WEBカメラ(有線接続)
- 俯瞰撮影用のスタンド・三脚
WEBカメラ
WEBカメラのスペックについてはWEBカメラを紹介している方のブログや動画を参考に選んでください。機能にこだわらなければ2000円〜3000円くらいでも購入できます。
撮影用スタンド
俯瞰撮影用のスタンドや三脚は、iPhoneやスマホ、ビデオカメラを使用する場合はかなり頑丈なものでないと倒れますが、WEBカメラは軽量なので固定できれば何でもいいです。
どうしても費用をかけたくない場合は100均で揃える方法を調べてみてください。
【zoom/Google Meet/初心者向け】2台目のカメラで手元を映す簡単な方法
パソコンが苦手な方でも簡単に出来るのは「カメラの切り替え」です。
私も初めてオンライン講座をやった時はこの方法でした。
WEBカメラを有線ケーブルで繋いで、zoomとGoogle Meetからカメラの切り替えをするだけで手元が映るようになります。
zoom
画面下にある「ビデオマーク」の右側にある矢印を押すと、接続されているカメラが出てきます。2台目のカメラを選べばOK!

Google Meet
画面下にある「ビデオマーク」の左側にある矢印を押すと、接続されているカメラが出てきます。2台目のカメラを選べばOK!


手元が映せました!
相手に見えているのは2台目のカメラで、自分の顔は見えなくなります。音声はオンになっているので話す声は相手に聞こえます。説明しながら作業可能です!
元に戻したいときは、カメラの切り替えで顔を映すカメラを選べばOKです。
この方法は簡単で良いのですが、自分の顔は見えなくなってしまいます。
次に、自分の顔も映しながら手元を映す方法を紹介します。
【zoom】自分の顔も映しながら2台目のカメラも映す方法
自分の顔も映しながら手元も映したい、zoomなら簡単です。(無料プランで出来ます!)
zoomの「共有」を使います。
①画面下の「共有」を開く
②「詳細」を開く
③「第2カメラ」を選ぶ
④「共有」をクリック
これだけで2台目のカメラが映るようになります。

これ感動的に簡単です!
この機能、Google Meetにも付けて欲しい!!!!
2025年6月からGoogle Meetでも「カメラのコンテンツを共有する」という機能が搭載されました!(後述します)
第2カメラの共有を開始すると、メインカメラが「ミーティング」というタブになり、隣に「第2カメラのタブ」が出現します。
「ミーティングタブ」とは別のタブで第2カメラで共有している映像が確認できます。
第2カメラの共有を終了させるには、「第2カメラのタブ」を「×」で閉じるだけ。
もう超絶に便利!!
【Google Meet】自分の顔も映しながら2台目のカメラも映す方法
zoomは「第2カメラの共有」で簡単に出来ましが、残念ながらGoogle Meetにその機能はありません。
2025年6月からGoogle Meetでも「カメラのコンテンツを共有する」という機能が搭載されました!(後述します)
メインカメラで自分の顔を映しながら、同時に2台目のカメラで手元を映すには、WEBカメラのアプリを使用します。WEBカメラのアプリケーションがない場合は映像が映せるアプリなら何でもいいです。
デュアルモニターと考え方は似ていますが、シングルモニターで出来る方法です。
WEBカメラの準備
WEBカメラのアプリ、QuickTimeなど、カメラの映像が映せるアプリなら何でもいいです。起動して映像を2台目のカメラに切り替えます。
WEBカメラの映像が準備できたら、Google Meetに映します。
Google Meetで共有
①画面下の「共有」を開く
②「ウィンドウ」を開く
③2台目のカメラを映したアプリを選ぶ
④「共有」をクリック

第2カメラの映像が共有できた方は気付いたと思いますが、この方法は「ウィンドウ共有」となるので、ウィンドウ内にあるアプリの名称やメニューも共有されてしまいます。
Google Meetではここまでしか出来ません。
WEBカメラのアプリはカメラを設定するためのシンプルなアプリが多いので、ウィンドウ内に邪魔が少なくおすすめです。
zoomならウィンドウの中だけを共有する方法があるので、次に紹介します。
【zoom/おまけ】WEBカメラのアプリで「画面の一部分を共有」する
全項目で紹介した、WEBカメラのアプリを使ってGoogle Meetでウィンドウ共有する」方法がzoomの場合はもっと便利に共有できます。
2台目のカメラを映したアプリを共有するときに、アプリのウィンドウではなく「画面の一部分」を共有します。

この方法ならアプリのウィンドウ内で必要なエリアだけを共有することが出来ます。
ただし、zoomには「第2カメラの共有」が備わっているので、わざわざこんな面倒なやり方をする必要はないです。Google Meetでは「画面の一部分だけを共有する」ことは出来ないけど、zoomなら出来るよという補足です。
【2025年6月/Google Meet】新機能:カメラのコンテンツを共有する
2025年6月からGoogle Meetに「カメラのコンテンツを共有する」という機能が搭載されました!zoomの「第2カメラを共有」と同じで「共有ボタン」から2台目が選べるようになりました。
が、、、残念ながら有料です。
Google WorkspaceのBusiness Standard(2025年8月現在で1600円/月)以上のプランで対応です。Business Starter(800円/月)の方はアップグレードしないと利用できません。
Business StandardになるとGoogle Meetの「会議メモ」も使えます!

【まとめ】初心者・PC苦手さんにおすすめの方法
初心者さんやPC苦手さんにおすすめの方法は「カメラの切り替え」です。自分の顔は見えなくなりますが、シンプルで簡単!
自分の顔も映しながら、同時に2台目のカメラで手元を映したいなら「zoomの第2カメラの共有」が簡単です!
zoomは無料プランでは40分の制限時間があるので、それ以上の時間なら有料プランが必要になります。これが悩ましいですよね。
Google Workspaceを利用していてBusiness Standard以上のプランの方なら「Google Meetのカメラのコンテンツを共有する」が追加料金なしで使用できます!
無料で使いたい(該当プランでない)方で、自分の顔も映しながら2台目のカメラも映したいなら「Google MeetでWEBカメラのアプリウィンドウを共有」です!
2台目のカメラで映したい映像(紙に書く、料理、手作業など)によっても、やりやすい方法は変わると思うのでご自身に合った方法を見つけてください。
どなたかの参考になれば嬉しいです\(^o^)/